穀物製粉設備 きな粉プラント
業種:食品製造
設備概要
穀物を精選し、焙煎し、製粉した製品を袋詰め充填を行う設備。
生産量をUPしたい。設備投資として販売量が増えてきた事。製造人員を減らしたい。
他社との品質を上げて差別化を図りたい一部老朽化してきた機械があり、思い切って増産更新計画の相談がありました。
希望として製造人員を減らしたい。他社との品質を上げて差別化を図りたい。全自動化と最新鋭の精選機を採用する。
設備フロー
使用している機械
-
ロータリーシフター
大量の大豆を処理するために精選工程としてロータリーシフターを使っています。3種類に選別します。大豆より大きな夾雑物と大豆と割れやカケや粉などを選別します。選別はパンチングのスクリーンをしようします。大きい物はΦ9mmのスクリーンで小さなものはφ4mmのスクリーンを使います。
-
エアーセパレータ
大豆と同じくらいの大きさの夾雑物など大きさ選別では選別で着ない物を比重差によって分級します。大豆や比重が重たいものは手前に落ち、比重の軽い風に浮いてしまう物は吸引され軽量物の排出口から排出されます。 同じ大きさで大豆よりも比重が重い物(小石など)は比重分離のドライストナーや穀物専用の石抜き機と組み合わせて精選します。
-
色彩選別機
斜めに滑り落ちるシュートに安定供給した大豆を落とします。シュート先では表裏から小型CCDカメラで色見を確認し、規定の色見本から外れる物を高圧エアーで噴射し異物として除去します。
-
焙煎機
焙煎は、大きく分けて、「熱風」と「直火」「遠赤」という3種類の方法があります。熱風焙煎は、大豆に直接熱風をあてる方法です。一方、直火焙煎は、大豆が入った釜を加熱する方法。大豆表面は火が強く入り中心部は弱くなります。遠赤焙煎は遠赤外線を利用します。食品は吸収波長領域が2μm~20μmの間にあるものが多いため遠赤外線は、これらに熱を良く伝え、浸透させるという性質をもっています。
-
粉砕機
大豆の予備粉砕として、スルートミルを利用し挽き割りを行います。ある程度まで粗砕して、仕上粉砕機ではアトマイザー/ミルスターダムを使い、外周粉砕方式で口にざらつきや粒が残らないまでの微粉砕が可能です。
-
エヌパックスケール
きな粉は少し油分があり粘りやすく付着しやすい粉ですが、エヌパックスケールは撹拌用のアジテータを内蔵しており、安定して袋詰めが可能です。また大供給と小供給スクリューの2段階操作なので精度よく充填ができます。~300g程度の袋詰めによく利用されています。
Improvement
ご要望と改善点
①工場や装置が古く最新の粉体装置にしたい。
②木製素材を使っている装置などがあり(昇降機やシフターなど)衛生的な金属サニタリー化の設備にしたい。
③粉が溜まるようなデッドスペースを無くしたい。
①最新の粉体装置を採用し、異常管理などを知らせる制御システムも採用した。
②衛生管理を強化する為に各装置に点検口を設けた。また分解清掃しやすいヘルールやワンタッチクランプなどを採用し清掃面でも簡便作業性を考慮した。
③極力デッドスペースを無くし、分解性を考慮した。SUS部品はバフ仕上を採用した。
安息角度が取れないホッパー類はブリッチ防止機構のパルセータを採用した。
④空気輸送の末端には集塵機を設けている、また吸気口においてはフィルターエレメントや粗塵フィルターを採用した。
CONTACT
お問い合わせ
製品だけでなくプラント設計の見直しも
ご提案させていただきます
製品・プラントエンジニアリングに関するご質問など、まずはお気軽にご相談ください。