スクリューフィーダー
スクリューコンベアとはU型トラフあるいはパイプの中に螺旋状の羽根を取り付けた軸を通し、軸の回転させることにより進行方向に粉粒体原料を押し出して搬送します。羽根ピッチを小さく精度を高める事で定量フィーダとしてもよく使用されます。軸に対する羽根の取り付けピッチは搬送物の状態により、塊が大きければなるべく大きく取ります。ピッチが小さいほど1回転に対する搬送量が少なくなります。回転数を変速させたり、逆回転させたり、水平搬送の汎用性が高く色々な活用方法があります。
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◎食品製造
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◎医薬品製造
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◎化学製品製造
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◎リサイクル事業
製品の特長
・スクリューコンベア(フィーダ)は水平搬送の基本です。原料の性質、搬送条件に応じて設計製作致します。
・スクリュー羽根はシングルスクリューが基本となります。
・搬送能力や供給量に応じてシングルスクリューの羽根径や羽根ピッチ、回転数を設定します。
・流動性が悪く輸送しにくい粉粒体ほど、また、傾斜が大きい使い方である場合ほどスクリュー羽根ピッチを小さくします。
・流動性がよく過負荷の恐れがある粉粒体には、ピッチを入り口で小さくし、出口で大きくします。
・水平移動距離は3mを基準としてそれ以上になると中間メタルでスクリュー軸がたわまないように補強します。
・軸受け構造の種類はグランドパッキン、オイルシール、エアーシール、メカニカルシールなどが対応できます。
・投入口や排出口は基本は1対1ですが、共に複数でも可能です。要望に応じて設計致します。
・スクリュー羽根とスクリュートラフ底部は3mm程度クリアランスを設けます。
・スクリュー底部にはクリアランス分の残量が残ります。
・簡単に開閉できる点検口を設ける事ができます。
・傾斜スクリューコンベアの最大傾斜は30度まで対応可能です。
・バーチカルスクリューコンベア(垂直)も対応可能です。
・特殊羽根も製作可能です。(下記参照)
【構造図】

【スクリューの計算式】
Q:搬送量(m3/hr)
A:羽根の有効面積(m2) 羽根の外径面積-軸の外径面積。
P:羽根のピッチ(m) 一般的には羽根の外径=ピッチに相当するケースが多い。
n:回転数(rpm) 1分あたりの回転数。
Y:搬送物の嵩比重(ton/m3)
η:充満率 0<η<1.0
搬送量(m3/hr) Q=60×A×n×η
搬送量(ton/hr) =Q×Y
※スクリューコンベアの充満効率は満タンではなく有効体積の3割から6割の間で設定します。
粉粒体の物性や性質、環境も加味して加減いたします。
【スクリュー羽根の種類】
①シングルスクリュー(標準)

一般的なスクリュー羽根。
均等な羽根のピッチで安定した移送を行う。
②ツインスクリュー

安息角が高く、あるいは付着性がある原料には
ピッチを細かくしてゆっくり送る。
供給精度を高める場合(フィーダ)に有効。
③パドル付きスクリュー

撹拌効果が必要な原料に有効。
凝集性の高い原料にもパドルが有効。
乾燥装置のスクリューでも有効。
④カットフライトスクリュー

砂や砂利(25mm以下)比重の重い物に有効。
微粉で凝集性があり塊やダマになりやすい原料に有効。
乾燥装置のスクリューでも有効。
⑤リボンスクリュー

粘りや付着性がある粉粒体に有効。
乾燥装置のスクリューでも有効。
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